温かく、冷たく
お湯割りでお勧めなのは「おいしい水のお湯割り」です。焼酎大国といえば九州の南部地方ですが、ここでは夏でも焼酎といえばお湯割りがメインなのです。お祝いの乾杯などもやはりお湯割りです。
都会にいるとあまり想像がつかないかもしれませんが、地元に行くと、なるほどお湯割りが一番美味しくて、体にも優しいですし、更に料理にもぴったり合うということのようです。
よく言われることですが、お湯割り派は、お湯割りを作る時に、お湯が先で、焼酎があと、などと言いますよね。これは温かいお湯に冷たい焼酎を入れるので、自然に対流する、まろやかになるからなどと理由づけされますが、それよりも大切なのは、やはりおいしい水(お湯)で作ることでしょう。
最近は各メーカーからいろいろな美味しい水が販売されていますが、これは沸かしてもやはり美味しいのです。
今後は逆に冷たい飲み方ということで、パーシャルショットです。つまり、冷凍庫で氷点下にした焼酎を頂くのです。もともとこれは、アルコールの高いウォッカ、ラム、ジンなどの飲み方で、冷凍庫に保存し、キンキンに冷えた状態にしてから飲みます。
焼酎の場合でも、原酒、初留取りなど比較的アルコール度の高い焼酎がお勧めとなります。氷温効果と高アルコールによって白濁し、味わいもなめらかなになります。一口含むだけで、舌が心地いい刺激を受けるはずです。